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小林よしのり
2019.10.27 09:09日々の出来事

憲法20条の政教分離がおかしいのではないか

神道を宗教とするから即位礼正殿の儀にも大嘗祭にも
「政教分離」の問題が出てくる。
これが本当にウザイ。

例え津地鎮祭判決(目的が宗教的意義を持たないなら
許される)があっても、神道が宗教なら宗教的意義が
あるに決まってるだろと思ってしまう。

憲法20条に政教分離原則がある限り、最高裁も解釈で
言い逃れをしているように感じる。
だからこそ秋篠宮さまは「宗教色が強い儀式を国費で
賄うことが適当か」と疑問を投げかけたのだろうし、
昭和天皇も皇室の内廷費を節約して積み立ててはどうか
と仰ったのではないだろうか?

権力は天皇を儀式的に仰ぎ見て高御座の下で、万歳三唱
をするのだけれど、いつも儀式的に仰ぎ見ているだけで、
天皇の言葉に耳を貸さないし、天皇の望みは一切聞かない。

天皇は「憲法」を守る存在で、あくまでも「立憲君主」に
徹しようと努力なさる。
ならばわしはいっそのこと憲法20条を変えてしまった方が
いいのではないかと思える。

解釈改憲に対して、わしは警戒感が強いのだ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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